スケッチ同好会 |
東京・『柳橋』界隈 令和元年11月8日 |
台風に雨と、天気運拙く二敗地にまみれた10月、捲土重来の意味を込めて11月8日は同じ東京の『柳橋』界隈でスケッチを行うことにしました。当初の気象庁予報は「曇り一時雨」、またもダメかと諦めつつ毎日変わる予報にやきもきしながら待つこと5日、やっと「晴れのち曇り」に変わりました。堪え忍んできた後の喜びの瞬間です。“三度目の正直”でスケッチができそうです。でも、最近の予報はくるくる変わるので一抹の不安はありましたが…。 そして当日、雲一つない秋晴れの下、今年最後のスケッチに12名の会員が参加しました。 『柳橋』は神田川と墨田川の合流点にあり、神田川の最下流に架かる橋です。江戸の昔は船荷や納涼船と吉原通いの猪牙舟の発着場など水上交通の要所とかで、 周辺には船宿や料亭に待合茶屋などが軒を連ね、粋な柳橋芸者衆が行き交う情緒溢れる花街として栄えていたとのこと。 しかし今は、ビルやマンションに囲まれ風光明媚さも艶やかな情感もなく、 『柳橋』は鋼製の橋となり、墨田川の花見や花火と納涼のための屋形船の係留所となっています。 柳の樹もほとんど見られません。でも、ここは東京スカイツリーを眺めるには最適の場所のようです。 今回は、柳橋や係留された屋形船や東京スカイツリーを描きます。 今年のスケッチもやっと終わった。年にせいぜい6回だが、幹事を10年も続けるとその疲れからか「やっと」という言葉が心の底から湧き出てくる。場所の選定と下見、
食事処の手配、天気予報との睨めっこ、写真撮り、ホームページ作成など、もう飽きた。“10年一区切り”でバトンタッチしたいのだが当分、
惰性で続けるしかないのかな…。今回は閑話を止め、来年のためにゆっくり英気を養います。
ここにご紹介している作品は偶々現地での時間内に描かれたままのものもあれば、自宅で更に手を入れたものもあります。 ご承知かと思いますが、作品の紹介にはその巧拙を競う目的はまったくありません。 参加者が一緒にスケッチを楽しんだ記念として掲載しています。 |