スケッチ同好会



横浜・『港の見える丘公園』///// 令和元年5月10日


前回時の寒さとは打って変わり今年初の真夏日となった10日、横浜の『港の見える丘公園』で13名の会員の参加を得てスケッチを行いました。快晴で真夏日と言っても、港近くの高台の公園は常に爽やかな風があり、動き回らない限り汗をかくこともありません。ただ、大勢の観光客の人いきれで蒸し暑さは感じましたが。
絶えることなく続く人の列、時が経つにつれその数を増していく。大半が高齢者。パラソルで暑い日差しを避けて花を愛でる老婦人のグループや老夫婦、 狭い通路の脇に陣取って一心不乱に筆を走らす老齢の男女のグループ、 その中に溶け込んだ我がグループ、とまさに老人天国の様相を呈している。まだ5〜6分咲きだというのにこの人出、見頃の時を考えると恐ろしい。 横浜市の花だという“バラ”、 330種で2,100株があるといわれる『港の見える丘公園』内の「イングリッシュローズの庭」での光景です。

私事で恐縮だが、“胆石症”の持主の私。4年前に胆石の発作らしいのが2回起きたが堪え、3年前には我慢できずに深夜、救急車で病院に運ばれたが検査の途中で痛みがなくなり放免、2年前は胆管炎となり黄疸が出て9日間入院、昨年は退院時に見つからなかった胆石が超音波検査で複数発見されたが対処(胆嚢摘出手術)せずに放置、と毎年、発症を繰り返してきた。それが今回、よりによってスケッチで発作を起こすとは。出かける前に何となく予感があり、痛み止めの薬を持って行かなければと思っていたのだが忘れた。
描く気乗りがせずに1時間程経った頃、急に右わき腹から鳩尾にかけて激しい痛みに襲われ、空いているベンチを探しなりふり構わず横になって痛みに堪えた。横浜の救急車は東京の病院まで運んでくれるだろうか、タクシーで行けばどれくらいの料金か、あとを誰に託して行けばいいのか、と痛みに堪えながら色々と考えた。だが不思議なことに、昼食時間が近づくにつれて痛みも徐々に薄れ、結果、みんなに迷惑をかけることなくスケッチを終えることができた。神のご加護なのか、しかし夜には発作の影響か高熱に悩まされたが…。いよいよ胆嚢と別れる時が来たようだ。だが意気地なく、また次の発作時まで延ばすことを決めたのだ。
以上、私の胆石顛末記。このような状態では、デッサンももちろん出来なかった。撮った写真を見て作品を仕上げるしか方法はない。

///////////////////////////////////////////////////////////////幹事・澤田 記

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今月のスケッチ作品集
  「イングリッシュローズの庭」 /// 北村 義幸さんの作品
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ここにご紹介している作品は偶々現地での時間内に描かれたままのものもあれば、自宅で更に手を入れたものもあります。 ご承知かと思いますが、作品の紹介にはその巧拙を競う目的はまったくありません。 参加者が一緒にスケッチを楽しんだ記念として掲載しています。