旅行同好会



M友会 春の旅行(5月23日〜24日)



新型コロナウイルスの感染拡大の現状を踏まえ、
5月に予定していました旅行同好会は中止とし、
今秋に改めて旅行計画を立てることに致します。




M友会 春の旅行(5月23日〜24日)


記 :  内山 邦昭////././///
写真: 佐々木 康雄、林 隆司


今回の旅行は初夏の東北を平泉・中尊寺、毛越寺から厳美渓と回り鳴子温泉に一泊し、翌日は日本で2番目のラムサール登録湿地である伊豆沼・内沼を見学し仙台市の大崎八幡宮を巡って帰る一泊二日の楽しい旅でした。


1日目(5月23日)



句碑の脇に立つ芭蕉

朝7時15分に東京駅集合、眠い目をこすりながら全員26名(男子13、女子13)が遅れずに集合。7:56発の東北新幹線で出発、一関駅に10:12着、少し遠くに見える栗駒山には残雪がかなり残っていて東北へ来たことを実感させた。バスで一路平泉・中尊寺へ向かう、ご存じ中尊寺は約900年前に藤原四代(清衡、基衡、秀衡、泰衡)の遺体と首級を祀る「金色堂」が有名で世界遺産に指定されている。金色堂は覆堂の中で燦然と輝く金箔と螺鈿・ 蒔絵・漆工芸で作られ平安美術の最高峰といえます。寺内は夏木立に覆われ悠久の歴史の時を感じさせる場所であった。
「五月雨の 降りのこしてや 光堂  芭蕉」  
見学後中尊寺入口にある「平泉レストハウス」で昼食。なぜか色々なお餅の入った料理で満腹になる。

金色堂の前で

次に中尊寺から5分ほどの所にある「毛越寺」へ行く。この寺は藤原氏全盛のころに作られた広大な寺院で昔は大きな池の周りに多くの塔頭があった、2011年に「平泉/仏国土(浄土)を表す建築・庭園および考古学的遺跡群」として世界文化遺産に登録された。みなでゆっくりと庭園を散策。 「夏草や 兵どもが 夢の跡  芭蕉」  

毛越寺

大泉が池

次に平泉から10分ほどの所にある「厳美渓」なる渓谷へ行く、国の名勝天然記念物とのことで2キロにわたる渓谷は美しく、 かの伊達政宗も愛し数百本の桜を植えさせて貞山桜として今に残されている。

厳美渓

4:30分に鳴子温泉のホテル「湯本 吉祥」に到着。朝が早かったのでみんな少々疲れ気味であったが温泉に入り元気回復、6:30分より大宴会。井本氏の乾杯で始まり9時頃に富樫氏の一本締めで解散。

井本さんの乾杯の音頭で宴会スタート


2日目(5月24日)




出発前、ホテル吉祥にて

8:30分全員元気にホテル出発、宮城県北部に位置する「伊豆沼・内沼」に行く。

ここは昭和60年に北海道の釧路湿原に続いて2番目に「ラムサール条約の登録湿地」に登録された沼地で渡り鳥の飛来地として有名であり、魚類、昆虫、植物も多様性に富んでおり生き物にとってのサンクチュアリ(聖域)である。このエリアにあるサンクチュアリセンター(鳥館)に入り見学、また沼の周りも散策する。 季節もあって鳥は殆ど観察できなかったが美しく静かな一時間を過ごすことができた。(ここは冬の11月〜2月が鳥の最盛期との事)  

広々とした伊豆沼 季節だったらこのように

次に仙台市の「武田の笹かまぼこ」なるレストランに入りかまぼこ工場をちょこっと見学、昼食後おみやげタイム。女性が多いこともあってかかなりのお買い上げであった。  
最後は仙台市内にある「国宝 大崎八幡宮」に参拝。この八幡宮は1607年に創建され仙台62万石の総鎮守として伊達家の威風と桃山美術の絢爛さを伝える神社であり仙台市民の心のよりどころとなっている。境内に鶏が数羽いてさかんに鳴いていた。

大崎八幡宮にて

仙台駅 15:43分発の東北新幹線に乗り全員帰京、最寄の駅で下車する人もいたが17:48分東京駅到着。  

天気も良くゆったりと初夏の東北を楽しんだ二日間であった。なにより全員が元気で無事に帰れたことは幹事の皆様、全員の協力の賜物と感謝いたします。